GE-E.L.E.M.E.N.Tは、M.U.G.E.Nで言う「凶悪キャラ」など、想定外の強さを持つファイターやチートなどをサポートしています。(推奨しているわけではありません)
しかし、公正な試合を求められる場(M.U.G.E.Nで言う大会など)では凶悪キャラやチートは不正になってしまいます。
そこで、GE-E.L.E.M.E.N.Tには凶悪キャラなどが普通は使わないプログラムの実行を阻止するために「権限管理」という機能が備わっています。

権限管理の役割は、次の通りです。

  • 凶悪キャラやチートなどの不正対策
  • 誤ったプログラムによる誤動作の阻止
  • そのプロジェクトが使う機能を使用者に知ってもらう

例えば、M.U.G.E.Nのような格闘ゲームを想定します。
M.U.G.E.Nでは、バグを利用して相手の生存フラグ(Aliveフラグ)を強制的に書き換える「直死」という技術が存在します。
GE-E.L.E.M.E.N.Tには特別な機能として、Aliveに限らず相手の全変数を読み書きできる操作が標準でサポートされています。
しかしそれでは、皆やりたい放題やりだして秩序が崩壊するため、「権限」によってこの操作が可能かどうかを常に管理することができます。
通常使用時や凶悪大会ではこの権限を許可するけど、公平な大会(M.U.G.E.Nで言う並ランク大会)では権限を却下することで、そのまま公正な大会にも参加できるようになります。

権限の種類はゲームシステムプロジェクトが自由に定義できるようになっていますが、基本的なものを次に挙げてみます。

<常用系> 普通のプロジェクトでも使う権限など

  • 技区分(通常・必殺・超必殺)制限解除
超必殺技以上の使用を禁止した大会を開催する場合などに
  • ダメージリミット
指定値以上のダメージを与えることを禁止する場合などに
  • 全オブジェクト・コントローラ列挙
専用演出などで相手の非公開オブジェクトやコントローラにアクセスする必要がある時に
  • 自プログラム代理実行
M.U.G.E.Nで言う「ステートを奪う」操作をしたい時に

<特権系> 通常は使わない機能などの使用権限

  • 相手システム変数書き込み権
直死などの高度な技術を使って攻撃する時などに
  • ゲームシステム変数書き込み権
強制的に決着を付けるなどゲームシステムを操作する時に
  • ネットワークアクセス権
ネットワーク対戦(主にゲームシステムが使用)やプロジェクト独自データベースなどに接続するなど
  • ファイルアクセス権

標準機能を使わずにセーブデータを管理する時など

他にも様々な権限がありますし、独自に定義することもできます。

権限は、「承認」「使用時に確認」「却下」の3つを設定できます。
通常はプロジェクトをインストールする時にこれらの権限の設定を行います。
「使用時に確認」を選択すると、ゲーム中にその権限が必要になった場合に承認・却下を問い合わせます。

権限を正しく使用すれば、M.U.G.E.Nの「エターナルフォースブリザード」などのように不正なプログラムを阻止することができますので、是非とも活用してください。